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痛みの治療について

痛み=電気信号であるということをご存知ですか。一般的には痛みがあの不快な感覚を引き起こすと思われがちですが、実際は異なります。身体中の至る所に痛みのセンサーがあり、あらゆる痛み刺激は瞬時に電気信号に変換されているのです。変換された電気信号は神経、脊髄を介して脳に運ばれるわけですが、脳に届くまでに痛みの中継所のようなところを何箇所も通過します。その中継所には信号を遮断したり適度に抑制をかけるという大切な役目があります。 抽象的ですが、この仕組みを治療に使い、痛みセンサーや電気信号の通路、またその中継所に働きかけて治療に使うのがペインクリニック療法です。

痛みの原因も多種多様なように、治療に関しても様々です。投薬治療で行ったり、神経に直接働きかける神経ブロック治療というものを組み合わせたり、 一人一人の症状に合わせたオーダーメードの治療により、最も効果的な方法を選択していきます。

なるべく侵襲を抑える方法を選択するために、疾患によってはブロック治療を行わずに簡易な治療を選択することもありますし、複雑な疼痛疾患の場合は最新のペイン治療など様々な治療法を同時に行います。治療は神経内科医、外科医、鍼灸医、カイロプラクター、理学療法士など専門家とのネットワークのなかで行われますので治療中、治療後も万全のフォローで行われ、早い機能回復を目指しています。

Haruo Arita, MDPain Medicine Office
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